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ありがとうございます

 投稿者:prospero(管理者)  投稿日:2012年 5月13日(日)15時46分28秒
返信・引用 編集済
  森さま

こちらこそ、更新も稀で、最近はパソコンのトラブルもあって、掲示板の巡回すら手薄になっていました。

自分でも何がどこにあるのか分からなくなっているようなHPを、丁寧に見ていただいて、移転後の遺漏をご指摘いただくなど、まことにありがたい限りです。いま一応、その作業をして、欠を埋めてみました。少なくともデータとしては、救出したものと思います。

***

序でにといって書いてくださった点、これもまったく同感です。『野戦と永遠』は読んでいませんが、『切りとれ、......』は同じ印象を抱いていました。かなり当たり前なことをあまりに大げさに語る口調に、香具師や煽動者の匂いを感じてしまったというわけです。もちろんこうした「暑い」語りによって未知の読者を呼び込めるなら、それも一定の効果があるでしょうが、どうもこういう方々に共通している(先行業績に対する)無用な対抗意識は、あまり感心しません。

そういった感触をもっていたので、『切りとれ......』の論評を書こうとすると、何だか揚げ足取りになりそうなので遠慮していました。それに比べると、大田氏のものの方は、新鮮な論点があったので、こちらを取り上げたというような次第です。しかし両者がそうした近い関係にあるとは知りませんでした。

いずれにしても、ああいった威勢のいい語りに違和感を覚えるというのも、やはり世代差というものでしょうか。このHPを始めた頃からすでに10年以上、ネットの環境も著しく変わってしまったというのも日々感じるところです。こちらとしても何かの工夫が必要のようにも思っています。いずれにしても、隨分と活動が低下したとはいえ、いまのところ廃しはしないつもりなので、気長にお付き合いくださいませ。

この度は、データ消失の前に遺漏をお知らせいただき、本当にありがとうございました。
 
 

Re: 消滅する前に

 投稿者:森 洋介  投稿日:2012年 4月14日(土)18時40分18秒
返信・引用
   すみません、訂正です。
>  要するに、舊サイトにあった掲示板ログのうち、下記2ページが移轉作業から漏れ落ちてゐるやうです。
>  http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/board2.htm

http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/board2.html

 URL末尾の“l”を落としてしまひました。お目汚し、失禮。

 これだけでは愛想無しで何ですから、ついでに。
 「蒐書記」に大田俊寛 『グノーシス主義の思想』について、「先行研究に対する思い切った批判が目立ち、それがやや大言壮語の印象を与えかねないのが残念」と書かれてゐましたね。
 http://book.geocities.jp/studia_humanitatis_jp/newbooks2012.html
 大田氏は佐々木中氏と學友だったさうで、自サイトに佐々木著『夜戦と永遠 フーコー・ラカン・ルジャンドル』への批評(2009年4月11日記)も載せてゐたのですが、現在は削除されてしまひました。
 http://gnosticthinking.nobody.jp/hommage038.html
 佐々木中著は他に『切りとれ、あの祈る手を 「本」と「革命」をめぐる五つの夜話』等も讀んでみたのですが、時に面白いことも言ふものの、とにかく鼻息が荒い。それが念頭にあったもので、「思い切った批判が目立ち、それがやや大言壮語の印象を与えかねない」との評言は佐々木著にもそのまま當て嵌るなあと思ったことでした。類は友を呼ぶとはこのことでせうか。

 
 

消滅する前に

 投稿者:森 洋介  投稿日:2012年 4月14日(土)18時21分4秒
返信・引用
   御無沙汰してをりますが、お變りありませんか。
 舊サイトstudiahumanitatis.web.infoseek.co.jpには「5月21日で本ページは消滅します」とあります。概ね新サイトへ移轉濟みのやうですが、新トップ・ページから「(新)口舌の徒のために」のリンクをクリックすると、リンク切れで、ページが存在せず表示されません。
 http://book.geocities.jp/studia_humanitatis_jp/board2.html
 他の掲示板過去ログの最下部にある「過去ログ・リスト」もクリックしてみると、1と2とがリンク切れです。
 http://book.geocities.jp/studia_humanitatis_jp/boardx.html
 要するに、舊サイトにあった掲示板ログのうち、下記2ページが移轉作業から漏れ落ちてゐるやうです。
 http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/board2.htm
 http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/boardx.html
 お手隙の折にでも脱漏を補って戴けますと幸ひです。
 細かいことを申してすみません、これも文獻學徒の異本恐怖症なのでせう。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/1959/GS/variantphobia.htm

 

一種の怪著

 投稿者:prospero(管理者)  投稿日:2011年 5月15日(日)11時20分38秒
返信・引用 編集済
  > No.12[元記事へ]

森さん

すっかり応答が遅れてしまいました。いましがた、ご指摘の誤記を訂正し、写真も追加してみました。仰るように、Glagen → Galgenの誤りです。Galgenhumorを「ブラックユーモア」としたのも私です。

くだんの『和独大辞典』、これは相当に遊べます。その点では、『齋藤和英大辭典』以上とも言えますが、ただそれは、訳語の妙というより、むしろ圧倒的な語彙数というところに面白みがあります。いわゆる「語学」辞典として考えた場合、まったく意味のなさそうな語彙が満載なのです。小さな「国語」辞典には載っていないような植物やら動物、日本独特の言い回しなどがごっそりと載っていて、仰天してしまいます。そのいちいちが、Galgenhumorや、「花道」の例のように、詳細を究めていて、その説明自体が面白くなってしまっています。その点では、ドイツ語版『新明解国語辞典』(いわゆる「新解さん」)というところでしょうか(そうなると、「お茶漬け」の項目が楽しみになってきます)。本編のHPにも書きましたが、制作者たちがマニアックな悦びに目覚めてしまって、歯止めが効かなくなったようなところがあって、その点で、途端に際物めいた妖しさが漂い始めています。まさに一種の「怪著」と言えるかもしれませんし、それはけっして嫌いではありません。しかしあまりに大部になってしまった結果、一巻4万円ほどですからね。これがあと2巻続くとなると結構辛い。乗りかかった船ということもありますが。

【追加です。(5/15 20:30)

写真を掲載して思いましたが、例の『和独大辞典』、函の色遣いなどが『新明解国語辞典』にそっくりですよね。これはもしかして......】

「引かれ者の小唄」の件も面白く思います。確かに、ブラックユーモアというふうにいうと、アングロ=サクソン的なメンタリティに傾いて、「引かれ者」独特の自暴自棄かつ達観的(まさに「超越論的」といったところですね)な性格は希薄になるように思います。しかしそうなると、どちらがイロニーでどちらがユーモアということになるでしょうね。この双方の違い、以前から話題になっていたましたが、いまだに私も釈然としないところが残ります。

ちなみに、再び喚起されて、筒井康隆の『玄笑地帯』を引っ張り出して、あのまったく改行のないエッセー集を読み返してしまいました。

***

話は変わりますが、この掲示板もスレッドの使い勝手がいま一つですね。それに加えて、折角有料サービスに切り替えた本編HPのInfoseekが、ホームページのサービスを全面的に停止するという案内を送ってきました。いよいよ消滅の危機です。まだ完全停止まで1年ほど猶予があるので、その間に考えればよいのですが、いずれにしてもこのまま放っておくと、ついに来年5月には消滅ということになってしまいます。何らかの手段を講じたいとは思っています。
 

飜譯と語釋の間で

 投稿者:森 洋介  投稿日:2011年 4月10日(日)02時46分55秒
返信・引用
   「新着図書」を拜見(新スレッドに分けるべきでせうか)。
 http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/newbooks2011.html
 その『和獨大辭典』で「引かれ者の小唄」が「Glagenhumor(ブラックユーモア)」になるといふのは解る氣がしますが、やはり違ふやうにも感じます。
 ネイティヴの語感はどうだかドイツ語には無知ですが、Galgenhumor(Glagenとされたのは音位顛倒でせう)についてならフロイトのユーモア論が取り上げてゐたのを昔讀んだことがあります。アイロニーとユーモア、或いはイロニーとフモールについては關心事ですので。前にもここの掲示板で話題にしましたっけ。
 Cf. http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/gewesen10.html#n846
 震災で本棚が倒壞した儘なのでいま譯文に當って確かめられませんが、フロイトが擧げた例は、月曜日に處刑のために獨房から引き出された死刑囚が「ふん、今週はどうも幸先がいいらしいぞ」と呟くといふやうな、正に絞首臺のユーモアだったと記憶します。ここでユーモアとは、自分のことを他人事のやうに觀ずる超越論的(?)態度です。ええと、自分が罵られてゐるのに「えらい言はれやうやなあ」とぼやく大阪人のやうなもの、でせうかね? ユダヤ・ジョークには多さうです。
 ガルゲンフモールに「ブラックユーモア」と註解を入れたのは『和獨大辭典』でなくprosperoさんなのかと思ひますが、それはそれで當て嵌ると思ひます。ただ、その逆が成立しないのではありませんか。日本語で「曳かれ者の小唄」と言ふと負け惜しみや虚勢を張る意味になってしまひ、黒い「ユーモア」にはなりますまい。現に、black humorに對應する根つきの邦語は無いやうです。玄笑といふ筒井康隆の譯語も弘まりませんでした。
 曳かれ者(處刑される人)とGalgen(絞首臺)といふ意味の近縁を引き當てて飛びつきたくなる飜譯者の氣持ちはよくわかりますが、そこで立ち止まって差異を差し込むのが愼重な語學研究者の態度でせう。どうもその『和獨大辭典』は、日本で言へば齋藤秀三郎の『齋藤和英大辭典』『熟語本位英和中辭典』みたいに、意譯のやり過ぎがあるのではないかと思はれます。無論、その方が面白いことは面白いので、承知の上で參考に留めればよいのでせうが。
 

この場を借りて

 投稿者:prospero(管理者)  投稿日:2011年 3月15日(火)22時11分29秒
返信・引用
  igさん、お久しぶりです。いつぞや由良君美や児島喜久雄の件で、書き込んでいただいたものは、未整理ながら、過去ログにデータだけは保存できています。おいおい整理ができればと思います。また何かありましたら、よろしくお願いいたします。

現在、被災地のみならず、日本全国が大なり小なりの混乱に巻き込まれ、支障をきたしている方々も多かろうと思います。ご覧いただいている方で、大きな被害に遭われた方がおられましたら、この場を借りて、心よりお見舞いを申し上げます。幸い私のほうは、特に被害もなく、平積みになっていた書物の山が多少崩れた程度で済みました。

家中が書棚だらけなのですが、天井までの突っ張ってある書棚も、転倒こそしませんでしたが、あれだけ揺すられると、天井のビスが緩み、相当に危うい状態になっていました。直後にあらためてビスを締め直したような状況です。

皆さまも、今後不測の事態も懸念されますので、呉々もお気をつけください。われわれとしては、不要な外出を避けて、家で書物でも読んでいるというのが一番安全かもしれません(ということは、私など結局は普段と変わらないということになりますが)。
 

Re: 混乱ぶりが

 投稿者:ig  投稿日:2011年 3月14日(月)05時47分22秒
返信・引用
  > No.9[元記事へ]

prospero様
すっかりご無沙汰しております。以前いつ投稿したのかさえ忘れてしまいました。
ゆっくり落ち着いて本を読む世情でもないからか、積ん読状態の本が溜まってゆくばかりですが、今こそじっくり腰を落ち着けて、未来へつながる読書をしたいと思います。蒐書記や各ジャンルの文献リストを読書ガイドとして使わせていただきます。
 

混乱ぶりが

 投稿者:prospero(管理者)  投稿日:2011年 2月16日(水)11時26分59秒
返信・引用 編集済
  森さま

丁寧にご覧いただき、恐縮です。仰るとおり、以前森さんにデータとしてサルヴェージしていただいた過去ログを整理しようとしていて、いろいろ間違った操作をしてしまっているようです。混乱ぶりが手に取るようにお分かりなのではないかと思います。ご指摘、ありがとうございます。

一応、以前消去してしまったらしい「匿名」関連を戻し、以前の18と19の音楽関連をひとつにまとめて18として復元してみました。ブルーメンベルク関連が新しいファイル19として入れ込んであります。まだ書式の点では乱れがあるものの、これで一応データとしては落ち着いたのではないかと思います。また何かお気づきの点などありましたら、お手数ですがお知らせいただければ助かります(まだ当分、混乱が続くと思いますが)。

それにしても、あらためて過去ログを拾い読みしてみると、森さん含め、皆さんに書き込んでいただいた記述が実に情報に富み、示唆するところの大きいことに気づきます。やはりこのまま消失させるのは申し訳ないので、何とか徐々にアップしていきたいと思います。そのうち、過去ログ全体ももう少しすっきりと主題別に整理できればと思っているのですけど、いつになることやら。

***

大澤氏の著書、かなり遠回しに書いたつもりですが、共鳴していただき、安堵しました。アナロジーや形態学、あるいは言うところの「類化性能」には、こちらも共感がないわけではないので、両義的ではあるのですが、「金太郎飴式」とはまさにいい得て妙。正直なところ、おそろしく優秀な「大学院生」のレポートという感じなのです。岩波新書『不可能性の時代』は、まさに仰る「第三者の審級」云々の一点張りでしたね。ただ、公平を期すために付言しておくと、東浩紀との対談『自由を考える』(NHK出版)などは、なかなか面白かった覚えがあります。
 

パリンプセスト?

 投稿者:森 洋介  投稿日:2011年 2月14日(月)23時25分2秒
返信・引用 編集済
   掲示板過去ログ追加を拜見しました。
 http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/gewesen19.html
 「後半未整理」なのはそれとして、以前に同じURLにあった過去ログが新規追加分に上書きされて消されてしまったのではありませんか。Googleのキャッシュで見ると、No.1032-1102(ヴァーグナー協会など)のログでした。
http://webcache.googleusercontent.com/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GGHP_jaJP412JP413&q=cache:http%3A%2F%2Fstudiahumanitatis.web.infoseek.co.jp%2Fgewesen19.html
 察するに、新規追加分は下記URLに置くべきものだったのを、間違はれて重ね書きしたのではないかと存じます。
 http://studiahumanitatis.web.infoseek.co.jp/gewesen22.html
 お手數でせうが、折を見て再修正戴けますと幸ひです。

 ついでながら。
 「新着図書」で取り上げられた大澤真幸『量子の社会哲学』は未讀ですが、「著者がひたすら繰り返す「同型性」や「同じシステム」という言葉だけが虚しく響く」といふ御指摘にはさもあらむと思はされます。この著者は整理能力に長ける代り、初期からどこを切っても「第三者の審級」を見出す金太郎飴式論理が目立ちましたので。恐らく折口信夫謂ふ所の「類化性能」が發達して「別化性能」が伴ってないのものか。固より、個物(個別)は筆舌に盡し難しとやら、言語を用ゐる以上は一般化は避けられず、別化する方が困難なのかしれません。それにしても、類化能力を發揮して何かを「同型」と見做すに際しては、もはや「時代精神」といったあやふやな代物を據り所にできぬ筈で、不可識別者同一の原理に基づく限り、差異の識別をせず混同することが可なのは何に據ってかといふ條件が問題になるべきでせう。差異と同一性をめぐる認識論が求められる所です。曾て書畫骨董鑑定といふ同定(アイデンティファイ)作業に從事しながら狩野亨吉が志した哲學とは、さういふものではなかったかとも愚考します。
 

油断していて

 投稿者:prospero(管理者)  投稿日:2010年12月30日(木)16時12分6秒
返信・引用 編集済
  > No.2[元記事へ]

森さん、早速に書き込みをありがとうございます。しかも、きわめてありがたいお申し出をしていただき恐縮です。Infoseekのサービス停止をお知らせいただき、以前にも掲示板の消失データを提供していただいたことがありました。今回は、掲示板に関しては盲点で、本編を有料化ページに切り替えてすっかり安心してしまい、別サイトの掲示板に関しては油断してしまいました。

もしさほどご面倒でなければ、そのデータをお送りいただければ大変に助かります。いま保存してある部分を確認したところ、やはり最近のもの(ユングの原型論から始まったスレッドなど)も残っていませんでした。そんな次第ですので、もしあまり重くならないようでしたら、遡れる分をデータとして頂戴できればありがたいかぎりです。今回の掲示板では、下方に「管理者へメール」というボタンが設定されましたので、そこからメールが可能です。もしそこでは添付書類がつかないようでしたら、まずアドレスの入った空メールでもお送りいただければ、私の方から返信を差し上げます。ただし、けっして急ぐものではありませんので、お手すきの折りにご一考いただければと思います。

「業務連絡」のみですみませんが、お願いできれば幸いです。
 

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